社社会福祉法人 あおもり愛育会 みどりの風アイリス

みどりの風アイリス

アイリス日記

百日咳
2025/05/02

 

新年度がスタートしてから、1か月が経ちました。4月には戸惑う様子が見られた子どもたちも少しずつ慣れてきた様子でやわらかい表情を見せてくれています。これから、子どもたちが楽しみにしているゴールデンウイークに入ります。ゴールデンウイーク中は、生活リズムを崩しやすいので、いつも通り早寝早起きを心がけましょう。

 

さて、青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2025年第17週)によると、伝染性紅斑については、下北保健所管内の警報は解除となりました。一方、中南保健所管内、三戸+八戸市保健所管内及び西北保健所管内では警報が続いています。百日咳については、県内全ての保健所管内で患者が報告されており、特に、三戸+八戸市保健所管内の報告数が多い状況が続いています。

 

 

百日咳とは、百日咳菌の感染によって引き起こされる急性呼吸器感染症のことです。普通のかぜ症状で始まりますが、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなり、百日咳特有の咳(短い咳が連続的に起こり、続いて、息を吸うとき に笛の音のようなヒューという音が出る)が出始めます。乳児では重症化することがあるので十分注意していきましょう。なぜ、百日咳の感染症の流行が続いているのでしょうか?一部のニュースや報道によると、新型コロナウイルスのパンデミックによって、医療体制の逼迫により、予防接種の遅れやコロナ禍の影響で、他の感染症の予防が後回しにされる、ワクチンの効果が接種後数年で切れること、抗菌薬(クラリスロマイシンなど)への耐性を持つ「耐性百日咳菌」の増加など、これらの要因が重なったためとのことです。百日咳にかからないために、ワクチン接種、マスクの着用や手洗いの励行、換気や消毒など基本的な感染対策をし、安全で楽しいゴールデンウイークを過ごしましょう。

 

ご入園(学)、ご進級おめでとうございます
2025/04/04

4月に入り、まだまだ肌寒さは残りますが、春とともに新年度が始まりました。子どもたちは、新しい環境にワクワクととまどい、不安を感じつつ、自分のリズムをつかもうとしています。しばらくは、緊張して疲れやすく、体調を崩しやすくなるかもしれません。生活リズムを整え、十分な休息をとるように心がけましょう。

 

さて、青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2025年第13週)によると、伝染性紅斑については、東津軽+青森市保健所及び上北保健所を除く4保健所管内で警報が継続しています。百日咳については、第2週以降、複数の保健所管内からの報告が続き、昨年1年間の報告数を超えたとのことです。現在は特に、三戸+八戸市保健所管内の報告数が多い状況が続いています。手洗い等の基本的な感染対策の徹底を行っていきましょう。

 

「みどりの風アイリス」は、病児保育(病後児保育含む)となってから今年で2年目となります。これまでと同様、厚労省ガイドラインに基づき、健康観察、環境整備、手指衛生などに努めていきます。看護師と保育教諭が連携し、お子さんの生活リズムや体調に合わせて、ゆったりと過ごすことで、無理なく体力が回復するように、お子さんに優しく寄り添い温かく見守る保育・看護を心掛けてまいります。

 

アイリス利用ご希望の際には、事前に電話予約が必要になります。なるべく対応させていただきますが、利用条件に当てはまらない場合や定員を超えている場合などはお断りすることもございます。また、看護師の出張・研修日は、アイリスはお休みとなりますのでご了承ください。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

3月3日は「耳の日」
2025/03/01

3月に入り、厳しい寒さもやっと終わりに近づいてきたようです。待ち望んだ春がそこまで来ていますね。ただ、昼夜の寒暖差が大きく、昼は暖かくても朝夕はまだまだ寒いため、体調を崩しやすい時期です。健康管理には十分気をつけて過ごしましょう。

 

さて、33日は、「3(み)」が続くことから「耳の日」です。耳は、音を聴くだけでなく、身体の平衡感覚を保つための大切な器官でもあります。身体が傾いたときに、耳の中のリンパ液が動いて脳に情報が伝わり、手足を使って自然とバランスをとっています。耳は小さな器官ですが、音を聴きとる以外にも大切な役割を担っています。その大切な耳の「耳掃除」は、普段どのように行っていますか?耳の穴は、皮膚が薄く、無理矢理掃除すると、すぐに傷付きやすく、外耳炎になる可能性があります。耳には、耳垢を自然に外へ出そうとする働きがあるので、自然に耳の入口に出てきます。傷付けないように、掃除のし過ぎには十分気を付けながら、やさしく掃除をしましょう。

 

青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2025年第8週)によると、五所川原保健所管内において、伝染性紅斑の定点当たりの報告数が増加し、警報が発令中です。ウイルス性の感染症は季節を問わず発生するため、手洗い・うがいなどを徹底し、基本的な感染対策を心がけていきましょう。

2月2日は「節分」
2025/02/01

毎年23日が節分のイメージがありますが、今年は22日になります。本来、「節分」とは、四季を分ける節目のことで、季節の始まりである立春、立夏、立秋、立冬の「前日」を表す言葉です。ただ、このうち春の始まりを表す「立春の前日」だけが「節分の日」として残ったようです。「節分」は、昔から病気や悪いものを「鬼」に例えて豆まきをして一年の厄を払うというもので、子どもが楽しめるイベントでもありますが、子どもが豆類を食べる時には、窒息や誤嚥を招きやすいため注意が必要です。

【事故防止のポイント】

・豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせない。(小さく砕いた場合でも気管に入り込むと肺炎や

気管支炎になるリスクがある)

・節分の豆まきは、個包装されたものを使用する。(床に落ちているものを子どもが見つけて口に入れてし

まう)

・食べることに集中させる。

・泣いている時は食べさせない。

これらのことに、十分注意しながら豆まきを楽しみましょう。

 

青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2025年第4週)によると、インフルエンザは、五所川原保健所管内において警報が継続しています。手洗い・うがいなど、基本的な感染対策を心がけ、体調不良時や発熱、咳などの症状がみられた場合には、早めに病院へ受診するようにしましょう。

2025年がスタートしました
2025/01/11

新しい年がスタートしました。年が明けて、一段と寒さも厳しくなってきました。寒い季節は、空気が乾燥し、冬の感染症が流行る時期でもあります。手洗い・うがいを徹底し感染対策を行っていきましょう。また、定期的な換気やバランスのとれた食事や十分な睡眠時間をとるように心掛けていきましょう。

 

全国的にインフルエンザが流行し、厚生労働省は、9日、全国に約5000ある定点医療機関から報告された昨年122329日のインフルエンザの新規感染者数が317812人で、定点当たり64.39人(前週42.66人)だったと発表しています。1999年以降、最も多いとのことです。青森県感染症発生情報センター発行の青森県感染症発生情報(2025年第1週)によると、インフルエンザは、五所川原保健所管内において、定点当たり45.50人と警報レベルとなり、東地方+青森市保健所管内、三戸地方+八戸保健所管内及び上十三保健所管内では警報が継続しています。また、弘前保健所管内では注意報が継続されています。発熱や鼻水・咳などの症状がみられる場合には、風邪だと自己判断せず、早めに病院へ受診するようにしましょう。

 

今年も看護師と保育士が連携して、お子さんの生活リズムや体調に合わせ、ゆったりと過ごすことで無理なく体力が回復できるよう、お子さんに優しく寄り添い、温かく見守る保育を行っていきます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

感染症ドミノにご注意
2024/12/09

早いもので、今年も残すところひと月となりました。気温もぐっと下がり、寒さも本格化し、空気の乾燥が気になる季節です。この時期、注意したいのが「感染症ドミノ」です。

「感染症ドミノ」とは、一つの感染症にかかり、体力が弱っているところに、別の感染症に感染してしまうことです。2024年は、インフルエンザや溶連菌、手足口病、マイコプラズマ肺炎などが同時多発的に広がり、体力が弱った状態で次々と別の感染症に感染するケースが増加しています。

なぜ感染症が同時多発的に流行しているかと言えば、ニュースや一部報道によると、2024年は暖かい時期が長引いて秋が短かったため、夏の感染症が後を引いていて、そこに、冬の感染症が流行し始めて同時流行となっているためではないかとのことです。感染を防ぐためには、手洗い、うがい、マスクの着用など基本的な感染予防対策が大切です。外出時は、十分に気をつけ、しっかりと、感染対策を行っていきましょう。

 

さて、青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2024年第48)によると、手足口病や伝染性紅斑については、県内の保健所管内において、警報が発令されているところもあります。五所川原保健所管内においては、発表時点で警報及び注意報は発令されていません。

11月
2024/11/15

秋も深まり、朝晩は肌寒く、日中の気温との寒暖差が大きくなってきました。この時期は、風邪をひきやすく、熱も出やすい季節です。風邪かなと思っていたら、感染症だったということもあります。症状がみられる場合には、自己判断せずに早めに病院へ受診しましょう。

 

全国的に流行しつつあるマイコプラズマ肺炎。ニュースや新聞などで、ここ数週間、マイコプラズマ肺炎が話題となっています。「マイコプラズマ肺炎」とは、肺炎マイコプラズマという細菌によって引き起こされる呼吸器感染症です。この肺炎は、感染から発症までの潜伏期間が2~3週間と、他の感染症と比べて長いのが特徴です。感染経路は、飛沫感染と接触感染で、よくみられる症状としては、発熱、頭痛、倦怠感(だるさ)、痰がらみのない乾いた咳です。症状が出ても、風邪だと思って出歩き、人にうつしやすくなってしまうため「歩く肺炎」とも呼ばれています。時には重症化して入院してしまうケースもありますので、十分気を付けていきましょう。感染対策として、基本的なことですが、手洗いやうがい、咳エチケット、換気することが大切です。

・登園(登校)のめやす:「発熱や激しい咳がおさまっていること」

 

※青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2024年第45週)によると、五所川原保健所管内において、警報及び注意報は発令されておりません。

 

アイリスでは、病気の安定期から回復期で安静を必要とする状態にあって、かつ、保護者の方のお仕事やその他のやむを得ない理由で、家庭で保育することが出来ない場合、お子さんをお預かりします。アイリス利用の際は、事前に電話予約が必要になります。なるべく、対応させていただきますが、利用条件に当てはまらない場合や定員を超えている場合などはお断りすることもございます。また、看護師の出張・研修の日は、アイリスはお休みとなりますのでご了承ください。

10月
2024/10/08

 

10月に入り、朝晩は涼しくなり、日中との気温差が大きくなる季節となりました。この気温差によって体調を崩しやすくなるため、日頃からしっかりと体調管理を心がけましょう。

<体調管理のポイント>

●適度な運動で免疫力をアップ

運動をすることで、免疫力が高まり、風邪や病気の予防に役立ちます。

 ●秋の味覚を楽しみながら栄養補給を

10月は旬の食材が豊富に揃う季節です。秋の味覚、例えばサツマイモやキノコ類は栄養が豊富で、体調を整えるのに最適です。栄養バランスを考えた食事を心がけ、季節の恵みを楽しみながら健康を維持しましょう。

 ●睡眠の質を高める工夫を

夏の暑さから解放される10月は、睡眠の質を高めるチャンスです。就寝前に軽いストレッチをするなど、リラックスする時間を設けることで、深い眠りを得やすくなります。 

 

さて、10月から医療機関においてインフルエンザの予防接種が始まりました。「予防接種」は、病気にかかる前に「免疫をつける」、罹っても「重症化しない」といった目的があります。園や学校は集団生活を行う場であり、感染症も広がりやすい場でもあります。自分の子どもを守るため、周りの子へ感染させないためにも予防接種を受けるようにしましょう。

 

 

青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生状況(2024年第39週)によると、手足口病において、東地方+青森保健所を除く5保健所管内で警報が継続しています。基本的な感染対策を徹底し感染予防を行っていきましょう

 

9月に入りました
2024/09/09

9月に入り、まだまだ暑い日が続いていますが、すっかり日が落ちるのが早くなり、朝晩は過ごしやすくなりました。しかし、この時期に気を付けたいのが「秋バテ」です。夏の間の冷房や冷たい物の摂りすぎによって自律神経が乱れているのに加え、一日の寒暖差や低気圧の影響が加わってきます。体がだるい、1日中眠い、食欲がない、寝つきが悪く朝すっきり起きられない、やる気が起きないなどの症状が見られます。似たような症状に「夏バテ」がありますが、夏バテは7~8月の暑い時期に体の不調を表しますが、秋バテは涼しくなったころに症状が多いです。自分が思っているよりも夏の疲れがたまっているかもしれません。体調を崩さないように気を付けながら過ごし、秋バテに負けない身体を作っていきましょう。

 

さて、青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生状況(2024年第35週)によると手足口病については、青森県内すべての保健所管内において警報が継続しています。新型コロナウイルス感染症については、五所川原保健所管内において報告数の増加が続いています。基本的な感染対策を徹底し感染予防を行っていきましょう。

 

 

色々と気を付けていても、体調を崩してしまうこともあると思います。アイリスでは、病気の安定期から回復期で安静を必要とする状態にあって、かつ、保護者の方のお仕事やその他のやむを得ない理由で、家庭で保育することが出来ない場合、お子さんをお預かりします。アイリス利用の際は、事前に電話予約が必要になります。なるべく、対応させていただきますが、利用条件に当てはまらない場合や定員を超えている場合などはお断りする場合もございます。また、看護師の出張・研修の日は、アイリスはお休みとなりますのでご了承ください。

 

8月も半ば
2024/08/16

 

8月も半ばとなりましたが暑い日が続いています。暑い日が続くと、食欲が落ちたり、睡眠不足となったりと体調不良が起こりやすくなります。この時期に一番注意したいのが熱中症です。乳幼児の身体の水分量は体重の70~80%と言われています。子どもは、暑さの中でも遊びに夢中になって暑さに気づかないことが多く、体温を調節する機能も未熟なため、熱が身体にこもりやすく、すぐに体温が上がってしまいます。また、「身長が低い」「ベビーカーに乗る」など地面の照り返しを受けやすいことから熱中症にかかりやすくなります。

熱中症の早期発見のポイントとして

   身体が熱い

   顔色が悪い

   機嫌が悪い

   元気がない・ぐったりしている

   吐き気・嘔吐

   唇や舌、口の中が乾いている

などがあげられます。

いつもと違うと感じたら、休息をとったり、早めに病院へ受診するようにしましょう。

 

青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2024年第31週)によると、手足口病については、すべての保健所管内において警報レベルとなっています。また、ヘルパンギーナについても増加傾向にあり警報レベルとなっています。お出かけの際は「なるべく人ごみを避ける」「人との距離をとる」「手洗い・うがいをする」など基本的な感染予防対策を心がけましょう。

 

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