1月10日、五所川原保健所管内に、県内では今冬初となる「インフルエンザ注意報」が発令されました。
インフルエンザは比較的早い時期から西北五地域でも小泊や木造等々で散発していましたが、いよいよ本格的な流行に入ったことになります。今シーズンは「A型」が主に流行しているそうですが、例年、小学校や中学校で3学期が始まると一気に流行が広がる傾向にありますので、今後の注意が必要になります。
インフルエンザは、学校保健安全法施行規則(平成24年改正)で、小学校児童は「発症した後(翌日から数えて)5日を経過し、かつ熱が下がった(翌日から数えて)2日を経過するまで」、保育園・認定こども園等は「発症した後(翌日から数えて)5日を経過し、かつ熱が下がった(翌日から数えて)3日を経過するまで」は「出席停止期間」と定められており、学校や保育園等を休まなければなりません。
ところが、近年は解熱の特効薬が使われ始めていることで、(感染力は残っているものの)熱が下がり食欲も出てきて「まるで元気!」状態の子どもを目の当たりにして、「それでも園(学校)を休まなくちゃいけないの」「何日も仕事を休めないのに」と悩ましい思いをされる親御さんも多いのではないでしょうか。
そんなときに使っていただきたいのが、病後児保育です。
お医者さんを受診し、「インフルエンザでした~」と診断された際には、だいたい何日ほど休まなければならないか見当をつけて、「回復期になったら病後児保育を利用したいが…」とお医者さんに申し出て、あらかじめ「医師連絡票」をもらっておく、という方法も有効かと思います。つまり、あらためてお医者さんに足を運ぶ手間が省ける「賢い方法」です。
もっとも、これからのシーズンは、インフルエンザの回復期にあるお子さんの利用が多くなるでしょうし、当方としてもA型の利用や予約が入っている場合には、B型や他の感染症のお子さんの利用は極力お断りすることになりますので、回復期にありながら他の病気に感染するというご心配もほぼございません。
アイリスは、小児用AEDや玩具殺菌消毒庫等も設置する等、安全で保健的な環境の下、看護師と保育士の専門職が1~3人のお子さんを大事に見守ります。また、全国病児保育協議会や北東北病児保育交流会に加盟し、小児科の専門医や先進施設からの定期的な情報提供や指導も受けながら、専門性の向上にも日々努めていますので、これからも、病後児保育拠点センターアイリスをお気軽にご利用ください。 |