社社会福祉法人 あおもり愛育会 みどりの風アイリス

みどりの風アイリス

アイリス日記

「師走」
2022/12/08

今年も早いもので、残すところ1か月足らずとなりました。

12月は、旧暦で「師走(しわす)」とも呼ばれます。由来は諸説ありますが、「お坊さんが仏事で忙しく走り回る時期」という説が馴染み深いのではないでしょうか。12月は、クリスマスや新年を迎える準備や大掃除と何かと慌ただしい季節です。ケガや体調に気をつけながら過ごしていきたいですね。

 

さて、ニュースでも時々報道されていますが、衛生面に問題がある加湿器が引き起こす「加湿器肺炎」をご存知でしょうか。

加湿器肺炎は、加湿器の内部に発生したカビや場合によっては、レジオネラ菌などを吸い込むことで起こります。カビ自体は病原性が弱く、肺に直接炎症を起こさせることはありませんが、肺や気管支がカビによるアレルギー反応を起こすことで加湿器肺炎の原因となっています。

抵抗力が正常な人は、肺炎を起こすことはないそうですが、「高齢者や新生児、持病などによって抵抗力が弱まっている人は要注意です。

この季節は、空気が乾燥する時期で、インフルエンザなどの冬の感染症が流行しやすく、またコロナ対策としても、加湿器は必需品となっているため、加湿器の水は毎日交換し、定期的にタンクの内部をスポンジなどで洗うなどして清潔を保ち、正しい使い方をしていきましょう。

 

本格的な冬を迎え、インフルエンザなどの冬の感染症に警戒をしつつ、引き続き、新型コロナウイルス対策も行い、元気に新年を迎えたいですね。

RSウイルス感染症・感染性胃腸炎流行中
2022/11/07

11月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中の陽射しも弱まってきて、冬が近づいていると感じさせるこの頃。この季節は、気温が低くなり、空気が乾燥する時期です。空気が乾燥すると、ウイルスや菌の活動が活発になりやすく、口や鼻の粘膜が乾燥することで、ウイルスや菌に対する防御機能が低下し、体調を崩しやすくなります。暖房や加湿器を上手く活用し、換気も行いながら、適度な室温・湿度を保つようにし、体調管理に十分気をつけていきましょう。

 

さて、市内の園では、RSウイルス感染症や感染性胃腸炎が流行しており、青森県感染症情報センター(11月4日時点)によると、感染性胃腸炎は、県全体の定点当たりが1.29人、RSウイルス感染症は、1.26人となっており、RSウイルス感染症は過去5年間の同時期と比較してやや多い状態となっています。また、今シーズンは、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されています。インフルエンザは、ここ2~3年流行していないことから、ほぼ抗体がなくなっている可能性が高いため、家族全員で予防接種を受け、手洗い・手指のアルコール消毒、マスクの着用、換気、三密の回避などの基本的な感染対策も引き続き行っていきましょう。

 

アイリス利用ご希望の際には、事前に電話予約が必要になります。なるべく、対応させていただきますが、回復期にあたらない場合や定員を超えている場合などはお断りする場合もございます。また、看護師の出張・研修の日は、アイリスはお休みとなりますのでご了承ください。

新型コロナウイルス感染症・インフルエンザワクチン同時接種
2022/10/08

早いもので、もう10月に入りました。すっかり、日が暮れるスピードも早くなり、気温もグッと下がり朝晩は冷え込むようになりました。体調を崩しやすい時期であるため、健康管理に十分注意していきたいですね。

 

毎年10月15日は『世界手洗いの日』です。石けんを使った正しい手洗いを広めていくため、2008年の国際衛生年を機に制定されました。『手洗い』は、誰もができる衛生の取り組みで、正しい手洗い習慣をつけることは、色々な病気から『自分を守ること』に繫がります。《手のひら》《爪》《親指の付け根》《手の甲》《指と指の間》そして忘れがちな《手首》をしっかり洗い、健康を守りましょう。すべての部位をしっかり洗うには約20秒かかると言われています。

 

さて先日、厚労省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の会合が行われ、専門家によると、新型コロナ感染症の感染拡大以降、国内では流行がなかった季節性インフルエンザが人の海外との往来の増加や国内の社会活動の活性化によって流行する可能性が高いと指摘しています。新型コロナウイルス感染症のこれまでの流行パターンから冬季に感染拡大するとも想定しています。これを受けて、両方のワクチンの高い接種率を実現することが望まれています。新型コロナウイルス感染症のワクチンとインフルエンザのワクチンの同時接種は、単独で接種した場合と比較し、有効性と安全性が劣らないとの報告があることなど踏まえ、実施が可能となりました。『自分を守る』だけでなく、『家族』や『他の人にうつさない』ためにもワクチンを受けるようにしましょう。

※必ずしも、同時接種できるとは限らないため、かかりつけの医療機関にあらかじめ、ご相談・お問い合わせください。

インフルエンザ大流行の恐れ
2022/09/09

9月に入り、暑さが少しずつ和らいで涼しい風を感じられるようになってきました。この時期は、季節の変わり目であり、朝晩の気温差も大きくなってきますので、これからの季節、健康管理には十分気をつけていきましょう。

 

全国的に新型コロナウイルス感染者の高止まりが続いていますが、日本と季節が逆のオーストラリアでは、例年よりも早くインフルエンザの流行が確認されています。日本でも今シーズン流行する可能性があります。

新型コロナウイルスの感染が拡大してから、過去2年間は、行動制限や入国制限などが行われたことで、日本では、季節性インフルエンザは流行しませんでした。しかし、過去2年間感染者が少なかったことから、集団免疫、自然免疫がなくなり、インフルエンザが流行する可能性があり注意が必要です。

引き続き、手洗い・手指のアルコール消毒、マスクの着用、換気、三密の回避などの基本的な感染対策を行い、また、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザの予防接種も受けるようにしましょう。

新型コロナだけでなく、「手足口病」や「RSウイルス」も増加傾向
2022/08/05

新型コロナウイルスの感染「第7波」が続く一方で、全国的に「手足口病」や「RSウイルス」も増加傾向にあります。これらの感染症は、新型コロナの流行に伴い、自粛生活や感染対策強化で流行が抑えられてきましたが、その結果、免疫が低下しており、一度広がると大流行する恐れがあります。新型コロナだけでなく、「手足口病」や「RSウイルス」でも状況によっては、重症化し命に関わる場合があるので早めに病院へ受診しましょう。

 

 

アイリス利用ご希望の際には、事前に電話予約が必要になります。なるべく対応させていただきますが、回復期にあたらない場合や定員を超えている場合などお断りする場合もございます。また、看護師の出張・研修の日は、アイリスはお休みとなりますので、前もってご了承ください。

 

<参考>

RSウイルス

<症状>・38~39℃の発熱・鼻水など。

・軽い風邪の症状から重い肺炎まで様々

手足口病

<症状>・口や手足などに2~3㎜の発疹

・発熱

・まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を引き起こす

新型コロナ再び増加傾向…「BA.5」
2022/07/06

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。梅雨は、まだまだ続きますが、これから本格的な夏がやってきます。晴れの日や汗ばむ日も多くなる中、熱中症や脱水症状などに十分気をつけていきましょう。また、三大夏風邪と呼ばれるヘルパンギーナ・手足口病・プール熱などの感染症も流行する時期なので、水分補給のほかに十分な休息、睡眠、栄養、規則正しい生活をして元気に夏を乗り越えたいものですね。


 さて、全国的に新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあり、青森県内においても7月6日現在388名となっています。(五所川原保健所管内においては26名)再び感染拡大となりつつあり、第7波の警戒も強まっています。

厚生労働省の専門家会議では、これまで主流だった「BA.2」から「BA.5」と呼ばれるオミクロンの変異株に置き換わったことが再拡大の原因であるとの認識を示しています。「BA.5」は「BA.2」に比べ、感染力が強く、免疫逃避(過去の感染やワクチンで得られた免疫が効かない)にあり、重症化リスクは今までと変わらないという特徴があるようです。まだまだコロナは続きそうですが、私たちができる予防対策はこれまでと変わりません。手洗い・手指のアルコール消毒、3密を避ける、こまめな換気を行うなどを心がけ、しっかりと予防していきましょう。

 

梅雨の由来
2022/06/06

6月に入り、梅雨の季節になりました。梅雨の由来についてご存知ですか?

「梅雨」は、中国から日本へ伝わってきた言葉だと言われています。

「梅雨」と書くようになった理由はさまざまあるようですが、一説によると、雨が降る季節はカビが生えやすいため、黴(かび)という漢字を使って「黴雨(つゆ)」と呼ばれていたものの、漢字が読みづらいために「梅雨」という漢字に変化したとされています。他にも、中国で梅の実が熟す時期が雨期であったため、「梅」という漢字を使うようになったという言い伝えもあるようです。「つゆ」と呼ぶようになったのにはいくつか理由があるようですが、一つは、雨が降って枝先や葉っぱについた「露(つゆ)」を連想したことがきっかけと伝えられています。また、雨が降ることで梅の実が潰れて落ちるため、「潰ゆ(ついゆ)」と言われるうちに「つゆ」という呼び名に変化した説など、明確に定められているものはないようです。

 

さて、6月は気温・湿度が高く、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、O-157などの細菌性の食中毒が増える時期です。食中毒予防にまず大切なのは『手洗い・うがい』です。親子で丁寧に手を洗うこと、うがいなどを振り返ってみてください。食中毒だけでなく他の病気などの予防にもなりますので一石二鳥です。また、この季節は、熱中症にも注意しなければなりません。晴れている暑い日だけでなく、曇りや雨の日でも要注意です。十分な水分補給や、熱を外へ逃しやすい格好をするようにしましょう。

 

青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2022年第21週)によると、県内において、感染性胃腸炎の患者報告数は239人となっており、先月に比べ増加傾向にあります。症状がみられる場合には、早めに病院へ受診し登園や登校は控え、お休みするようにしましょう。お休みさせたいけど、どうしても仕事が休めない場合には、是非アイリスをご利用ください。ただし、症状により、回復期にあたらないと判断した場合はお断りすることもありますが、事前にご相談ください。

大型連休が終わりました…
2022/05/06

連休も終わり、久しぶりに県内外の行楽地へのお出かけやふだん会えない方との再会をされたご家庭、家でゆっくりと休息されたご家庭など、それぞれの連休を過ごされたことと思います。

連休明けは体調変化しやすいため、発熱・風邪症状がみられる場合には、早めに病院へ受診しましょう。

  

さて、既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、「小児の原因不明の急性肝炎」について、新聞やテレビなどで報道されています。肝炎とは、何らかの原因で、肝臓に炎症が生じた状態のことです。症状は、黄疸、嘔吐、下痢、白っぽい便、発熱などがあげられます。

 

世界保健機構(WHO)の報告によると、4月21日時点、12か国で少なくとも169例(死亡例1名)の小児における原因不明の急性肝炎が継続して報告されています。うち、74例で「アデノウイルス」が検出されていますが、原因ウイルスなどについては不明であるとされています。また、小児における急性肝炎が実際に増加しているかについても不明であるとしています。日本においては3例が確認されています。

仮に、「アデノウイルス」が原因だったとしても、新型コロナウイルス感染症と共通する感染経路であるため、こまめに手を洗うことが何より重要です。さらに、タオルなど身の回りのものは他の人と共用しないということも対策の一つです。「小児の急性肝炎」は、まだまだわからないことだらけです。コロナ禍で続けてきたように、子どもの体調変化に気を配ること、基本的な感染対策を行うことが大事です。

新年度が始まりました
2022/04/05

 

穏やかな春の陽気に包まれて、新年度がスタートしました。心も体もウキウキして、どこかへ出かけたくなりますね。

 

しかし、新型コロナウイルスの感染は収まることなく、県内における現在の感染状況は、新規感染者の発生が高止まりで推移しており、市内の園や学校においても学級閉鎖や休園(休校)しているところもあります。まだまだ油断を許さない現状が続いていますが、この局面を乗り越えるためには、一人ひとりの感染防止対策が大きな力となります。引き続き、感染防止対策の徹底に努めていきましょう。

 

その他の子どもの感染症の発生については、青森感染症情報センター(2022年第12週)によると、感染性胃腸炎や突発性発疹などの感染症が発生しているものの、警報・注意報は発令されておりません。

 

今年度も「みどりの風アイリス」では、ガイドラインに基づき、手洗い、環境整備、健康観察に努め、看護師と保育士が連携して、お子さんの生活リズムや体調に合わせてゆったりと過ごし、無理なく体力が回復できるように優しく寄り添い、温かく見守る保育・看護を行っていきます。今年度もどうぞよろしくお願い致します。

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、ご利用の条件は下記のようになります。

1.インフルエンザ、溶連菌、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス等の確定診断がある病後児

2.上記1に該当する確定診断はないが、新型コロナウイルス感染症のPCR検査や抗原検査が陰性で、医師連絡票の所見欄に結果の記載がある病後児

 

ご利用いただく皆様におかれましては、ご不便をおかけすることになり誠に申し訳ございませんが、何卒、ご理解・ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。

 

今年度も残りあとわずか…
2022/03/03

4月の頃に比べ、子どもたちは心も体も大きく成長したことと思います。新年度を控え、多くの子どもたちが「1つ大きくなる」という喜びでいっぱいな時期です。しかし、進級して環境が変わるため、気持ちが不安定になることもあります。

また、この時期は季節の変わり目でもあり、大人も子どもも体調をくずしがちです。食事、活動、睡眠の生活リズムを整えて、感染症対策もしっかりと行い、今年度の残りあと1か月楽しく過ごしましょう。

 

 

さて、先日、職域でコロナワクチン3回目の接種を受けてきました。接種した夕方から発熱があり、次の日の夜まで身体のだるさと関節痛がありました。2回目よりは、副反応が軽いように感じましたが、それでも発熱などの症状はありました。

 

 

2月21日から、アイリス再開となりましたが、コロナウイルス感染防止のため、下記の条件により利用が可能です。

1.インフルエンザ、溶連菌、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス等の確定診断がある病後児

2.上記1に該当する確定診断はないが、新型コロナウイルス感染症のPCR検査や抗原検査結果が陰性で、医師連絡票の所見欄に結果の記載がある病後児

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