社社会福祉法人 あおもり愛育会 みどりの風アイリス

みどりの風アイリス

アイリス日記

旧暦の3月「弥生」
2023/03/07

3月は、旧暦で『弥生(やよい)』と言います。弥生の漢字の『弥(いや)』は、「いよいよ、ますます」『生(おい)』は、「草木が芽吹くこと」を意味する漢字が使われています。語源としては、3月になると少しずつ春が近づき始め、冬の間は縮こまっていた沢山の花や木草が一斉に成長する月なので、【木草(きくさ)(いや)()ひ茂る月】が『弥生』と詰まって呼ばれるようになったと言われる説が有力です。

 

さて、青森県感染症情報センター(第8週)によると、五所川原保健所管内において、インフルエンザの定点当たりの報告数が15.57となり、注意報が発令されています。また、感染性胃腸炎については、定点当たりの報告数が12.00となっており、県全体の定点当たりの報告数が過去5年間の同時期と比較すると、かなり多い状況となっています。3月は、年度末で忙しい時期であり、また、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあるため、体調管理はしっかりと行っていきましょう。引き続き、手洗い・手指のアルコール消毒、換気、人混みを避けるなどして感染予防をしていきましょう。

コロナ「5類へ」引き下げへ
2023/02/06

2月4日は立春です。暦の上では春になりますが、2月は1年の中で最も寒さが厳しくなり、低温‣低湿の冬は、ウイルスが大好きな季節です。風邪や感染症を寄せ付けない体作り、環境づくりに気を配りつつ、引き続き、感染対策も行っていきましょう。

 

さて、先日、政府は58日に新型コロナウイルスを今の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する方針を決定しました。位置づけが変わったら、私たちの暮らしにどんな影響があるのでしょうか?

 

まず、季節性インフルエンザと同じになるため、入院患者の受け入れが一般の医療機関でも可能になり、濃厚接触者に求められている待機期間がなくなりますが、感染した場合は、周囲に広げないよう行動することです。現在、コロナのワクチン接種や医療費などは全額公費で負担されていますが、今後は、自己負担が生じることになります。(当面、公費負担は継続し、期限を区切って段階的に縮小する方針だということです)マスクについては、屋内・屋外を問わず、個人の判断に委ね、政府は着用が効果的な場面を周知する見通しとのことです。アイリスにおいては、開設当初より感染対策として保育者はマスク着用しておりますので引き続き行っていきます。コロナが「5類」に引き下げることで、コロナ自体が消失する、弱くなるなど変化することはありませんが、コロナ発生前の頃の暮らしに少しでも近づいて、生活しやすくなることを願うばかりです。

新しい年を迎えました
2023/01/05

新年明けましておめでとうございます。本年も「みどりの風アイリス」をよろしくお願いいたします。

 

さて、新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されているインフルエンザについて、厚生労働省は先日、全国的な流行期に入ったと発表しました。全国的な流行に入るのは、新型コロナウイルス感染症が拡大して以降、初めてとなります。また、青森県内においても、青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2022年第50週)によると、県全体の定点当たり報告数が1.25となり、流行シーズン入りの目安である1.00を上回ったことから流行入りしたとのことです。

予防対策としては、咳エチケットのほか、

   流行前のワクチン接種

   外出先の手洗い・アルコール消毒

   適度な湿度(5060%)の保持

   十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

   人混みや繁華街への外出を避ける

などの有効な方法があげられます。この予防対策は、新型コロナウイルスや感染症も同様です。みんなで実践し、予防していきましょう。

保育園やこども園への登園基準は、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで」となります。この『解熱した後3日』は病後児保育を利用できる【回復期】にあたります。

アイリス利用ご希望の際には、事前に電話予約が必要になります。なるべく対応させていただきますが、回復期にあたらない場合や定員を超えている場合などお断りすることもございます。また、看護師の出張・研修の日は、アイリスはお休みとなりますのでご了承ください。

「師走」
2022/12/08

今年も早いもので、残すところ1か月足らずとなりました。

12月は、旧暦で「師走(しわす)」とも呼ばれます。由来は諸説ありますが、「お坊さんが仏事で忙しく走り回る時期」という説が馴染み深いのではないでしょうか。12月は、クリスマスや新年を迎える準備や大掃除と何かと慌ただしい季節です。ケガや体調に気をつけながら過ごしていきたいですね。

 

さて、ニュースでも時々報道されていますが、衛生面に問題がある加湿器が引き起こす「加湿器肺炎」をご存知でしょうか。

加湿器肺炎は、加湿器の内部に発生したカビや場合によっては、レジオネラ菌などを吸い込むことで起こります。カビ自体は病原性が弱く、肺に直接炎症を起こさせることはありませんが、肺や気管支がカビによるアレルギー反応を起こすことで加湿器肺炎の原因となっています。

抵抗力が正常な人は、肺炎を起こすことはないそうですが、「高齢者や新生児、持病などによって抵抗力が弱まっている人は要注意です。

この季節は、空気が乾燥する時期で、インフルエンザなどの冬の感染症が流行しやすく、またコロナ対策としても、加湿器は必需品となっているため、加湿器の水は毎日交換し、定期的にタンクの内部をスポンジなどで洗うなどして清潔を保ち、正しい使い方をしていきましょう。

 

本格的な冬を迎え、インフルエンザなどの冬の感染症に警戒をしつつ、引き続き、新型コロナウイルス対策も行い、元気に新年を迎えたいですね。

RSウイルス感染症・感染性胃腸炎流行中
2022/11/07

11月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中の陽射しも弱まってきて、冬が近づいていると感じさせるこの頃。この季節は、気温が低くなり、空気が乾燥する時期です。空気が乾燥すると、ウイルスや菌の活動が活発になりやすく、口や鼻の粘膜が乾燥することで、ウイルスや菌に対する防御機能が低下し、体調を崩しやすくなります。暖房や加湿器を上手く活用し、換気も行いながら、適度な室温・湿度を保つようにし、体調管理に十分気をつけていきましょう。

 

さて、市内の園では、RSウイルス感染症や感染性胃腸炎が流行しており、青森県感染症情報センター(11月4日時点)によると、感染性胃腸炎は、県全体の定点当たりが1.29人、RSウイルス感染症は、1.26人となっており、RSウイルス感染症は過去5年間の同時期と比較してやや多い状態となっています。また、今シーズンは、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されています。インフルエンザは、ここ2~3年流行していないことから、ほぼ抗体がなくなっている可能性が高いため、家族全員で予防接種を受け、手洗い・手指のアルコール消毒、マスクの着用、換気、三密の回避などの基本的な感染対策も引き続き行っていきましょう。

 

アイリス利用ご希望の際には、事前に電話予約が必要になります。なるべく、対応させていただきますが、回復期にあたらない場合や定員を超えている場合などはお断りする場合もございます。また、看護師の出張・研修の日は、アイリスはお休みとなりますのでご了承ください。

新型コロナウイルス感染症・インフルエンザワクチン同時接種
2022/10/08

早いもので、もう10月に入りました。すっかり、日が暮れるスピードも早くなり、気温もグッと下がり朝晩は冷え込むようになりました。体調を崩しやすい時期であるため、健康管理に十分注意していきたいですね。

 

毎年10月15日は『世界手洗いの日』です。石けんを使った正しい手洗いを広めていくため、2008年の国際衛生年を機に制定されました。『手洗い』は、誰もができる衛生の取り組みで、正しい手洗い習慣をつけることは、色々な病気から『自分を守ること』に繫がります。《手のひら》《爪》《親指の付け根》《手の甲》《指と指の間》そして忘れがちな《手首》をしっかり洗い、健康を守りましょう。すべての部位をしっかり洗うには約20秒かかると言われています。

 

さて先日、厚労省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の会合が行われ、専門家によると、新型コロナ感染症の感染拡大以降、国内では流行がなかった季節性インフルエンザが人の海外との往来の増加や国内の社会活動の活性化によって流行する可能性が高いと指摘しています。新型コロナウイルス感染症のこれまでの流行パターンから冬季に感染拡大するとも想定しています。これを受けて、両方のワクチンの高い接種率を実現することが望まれています。新型コロナウイルス感染症のワクチンとインフルエンザのワクチンの同時接種は、単独で接種した場合と比較し、有効性と安全性が劣らないとの報告があることなど踏まえ、実施が可能となりました。『自分を守る』だけでなく、『家族』や『他の人にうつさない』ためにもワクチンを受けるようにしましょう。

※必ずしも、同時接種できるとは限らないため、かかりつけの医療機関にあらかじめ、ご相談・お問い合わせください。

インフルエンザ大流行の恐れ
2022/09/09

9月に入り、暑さが少しずつ和らいで涼しい風を感じられるようになってきました。この時期は、季節の変わり目であり、朝晩の気温差も大きくなってきますので、これからの季節、健康管理には十分気をつけていきましょう。

 

全国的に新型コロナウイルス感染者の高止まりが続いていますが、日本と季節が逆のオーストラリアでは、例年よりも早くインフルエンザの流行が確認されています。日本でも今シーズン流行する可能性があります。

新型コロナウイルスの感染が拡大してから、過去2年間は、行動制限や入国制限などが行われたことで、日本では、季節性インフルエンザは流行しませんでした。しかし、過去2年間感染者が少なかったことから、集団免疫、自然免疫がなくなり、インフルエンザが流行する可能性があり注意が必要です。

引き続き、手洗い・手指のアルコール消毒、マスクの着用、換気、三密の回避などの基本的な感染対策を行い、また、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザの予防接種も受けるようにしましょう。

新型コロナだけでなく、「手足口病」や「RSウイルス」も増加傾向
2022/08/05

新型コロナウイルスの感染「第7波」が続く一方で、全国的に「手足口病」や「RSウイルス」も増加傾向にあります。これらの感染症は、新型コロナの流行に伴い、自粛生活や感染対策強化で流行が抑えられてきましたが、その結果、免疫が低下しており、一度広がると大流行する恐れがあります。新型コロナだけでなく、「手足口病」や「RSウイルス」でも状況によっては、重症化し命に関わる場合があるので早めに病院へ受診しましょう。

 

 

アイリス利用ご希望の際には、事前に電話予約が必要になります。なるべく対応させていただきますが、回復期にあたらない場合や定員を超えている場合などお断りする場合もございます。また、看護師の出張・研修の日は、アイリスはお休みとなりますので、前もってご了承ください。

 

<参考>

RSウイルス

<症状>・38~39℃の発熱・鼻水など。

・軽い風邪の症状から重い肺炎まで様々

手足口病

<症状>・口や手足などに2~3㎜の発疹

・発熱

・まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を引き起こす

新型コロナ再び増加傾向…「BA.5」
2022/07/06

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。梅雨は、まだまだ続きますが、これから本格的な夏がやってきます。晴れの日や汗ばむ日も多くなる中、熱中症や脱水症状などに十分気をつけていきましょう。また、三大夏風邪と呼ばれるヘルパンギーナ・手足口病・プール熱などの感染症も流行する時期なので、水分補給のほかに十分な休息、睡眠、栄養、規則正しい生活をして元気に夏を乗り越えたいものですね。


 さて、全国的に新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあり、青森県内においても7月6日現在388名となっています。(五所川原保健所管内においては26名)再び感染拡大となりつつあり、第7波の警戒も強まっています。

厚生労働省の専門家会議では、これまで主流だった「BA.2」から「BA.5」と呼ばれるオミクロンの変異株に置き換わったことが再拡大の原因であるとの認識を示しています。「BA.5」は「BA.2」に比べ、感染力が強く、免疫逃避(過去の感染やワクチンで得られた免疫が効かない)にあり、重症化リスクは今までと変わらないという特徴があるようです。まだまだコロナは続きそうですが、私たちができる予防対策はこれまでと変わりません。手洗い・手指のアルコール消毒、3密を避ける、こまめな換気を行うなどを心がけ、しっかりと予防していきましょう。

 

梅雨の由来
2022/06/06

6月に入り、梅雨の季節になりました。梅雨の由来についてご存知ですか?

「梅雨」は、中国から日本へ伝わってきた言葉だと言われています。

「梅雨」と書くようになった理由はさまざまあるようですが、一説によると、雨が降る季節はカビが生えやすいため、黴(かび)という漢字を使って「黴雨(つゆ)」と呼ばれていたものの、漢字が読みづらいために「梅雨」という漢字に変化したとされています。他にも、中国で梅の実が熟す時期が雨期であったため、「梅」という漢字を使うようになったという言い伝えもあるようです。「つゆ」と呼ぶようになったのにはいくつか理由があるようですが、一つは、雨が降って枝先や葉っぱについた「露(つゆ)」を連想したことがきっかけと伝えられています。また、雨が降ることで梅の実が潰れて落ちるため、「潰ゆ(ついゆ)」と言われるうちに「つゆ」という呼び名に変化した説など、明確に定められているものはないようです。

 

さて、6月は気温・湿度が高く、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、O-157などの細菌性の食中毒が増える時期です。食中毒予防にまず大切なのは『手洗い・うがい』です。親子で丁寧に手を洗うこと、うがいなどを振り返ってみてください。食中毒だけでなく他の病気などの予防にもなりますので一石二鳥です。また、この季節は、熱中症にも注意しなければなりません。晴れている暑い日だけでなく、曇りや雨の日でも要注意です。十分な水分補給や、熱を外へ逃しやすい格好をするようにしましょう。

 

青森県感染症情報センター発行の青森県感染症発生情報(2022年第21週)によると、県内において、感染性胃腸炎の患者報告数は239人となっており、先月に比べ増加傾向にあります。症状がみられる場合には、早めに病院へ受診し登園や登校は控え、お休みするようにしましょう。お休みさせたいけど、どうしても仕事が休めない場合には、是非アイリスをご利用ください。ただし、症状により、回復期にあたらないと判断した場合はお断りすることもありますが、事前にご相談ください。

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